2007年08月02日

チョコレートの原料 カカオ豆の種類について

現在栽培されているカカオの系図の源流は3種と言われています。
これらを基に、味覚・香味の良い、病害・虫害に強く、収量が多くそして収穫のし易い品種の研究が進められて、多くの派生種が栽培されています。
その3種について紹介します。
まず、クリオロ種です。
中央アメリカ、メキシコ、西部ベネズエラに昔から生育していたもので、特に、メキシコ南部からニカラグアで多く生産されます。
病害虫に極めて弱く、栽培が非常に難しい種ですが、豆の品質は良く、独特の香りを有しており、フレーバービーンズとして珍重されます。
現在は、ベネズエラ、メキシコなどにごく少量生産されています。
次にフォラステロ種です。
この豆の原産地は南アメリカのアマゾン渓谷、オリノコ渓谷等です。
一般に成長早く、病害虫に対する耐性が強く、栽培は容易なので、現在は世界の主流となっており、東南アジア、西アフリカなどで栽培されています。
そして、トリニタリオ種です。
これは、トリニダッド島で交配されたクリオロ種とフォラステロ種の性質を受継いだハイブリッド種です。
栽培は容易な上、良質な豆です。


Posted by ブロやン at 09:01

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